今月の読書記録の紹介です。
こんな本
建築家、建築作品、建築史を学べるめちゃいい本です!
解剖図鑑の建築家シリーズ。建築史の流れに沿って、その時代の建築家と建築作品を学べる良書。易しい文章と優しいテイストのイラストでつなぐ建築士のリレーがとても魅力的です。見開きごとに建築士や作品の紹介の構成になっており、建築士と作品がセットで学べ、読み易いのも特長です。
建築士試験に出題される建築家、建築作品も多いので、試験勉強にもおすすめのシリーズです。
「世界の建築家 解剖図鑑」今は電子化されたので一度手放した本でしたが買い直しました!しかし「日本の建築家 解剖図鑑」は電子化されていないのが残念です。
こんな本
建築模型の図鑑ではありません。建築模型の”アイデア”図鑑です。
”建築模型についての”本なんてあるのだなと、タイトルに惹かれて手に取ったこの本。本を開くと自分の勘違いに気付かされました。こちらはタイトルの通り、建築模型の” アイデアについての” 本です。植栽、池、人、洗濯物から家具まで、建築模型を彩る小道具の作り方について、材料から作り方まで詳しく記載されています。
建築模型は建築だけでなく、その設計思想やストーリをも伝える必要があり、それを伝えるには、建築だけでなくそこにあるリアリティや生活感をイメージさせることが大切で、様々な工夫が必要になります。この図鑑はそこに焦点をあてた少しニッチなレシピ。
こんな本
RPAの理解から目的、選定、そして、活用事例まで。その心構えや注意点を教えてくれる教科書。
「その業務、10年後も人間がやっていますか?」の問から始まる本書。RPA(Robotic Process Automation)は近年ルーティン業務の自動化へのツールとして注目されています。わたしも業務でRPAを用いています。データ処理を自動化したり、ものの手配後の納品状況をチェックしたりととても便利なツールです。こんな便利なツールが簡単に扱えるようになるなんて、すごい時代だと感じましたのを今でも覚えています。
しかし、RPAをうまく使いこなせていない会社も多いのも事実です。魔法の道具と進められたRPAが実は手のかかる子供だと感じた方も多いのではないのでしょうか。なぜ、そうなってしまうのか。実はRPAとの向き合い方を間違えているだけなのかもしれません。そこに気づかせてくれる本書。
読み終わると、RPAは魔法ではなくとても便利な” 道具”だということを再認識させられます。道具だからこそ、何のために作るのか、どうやった使うのか、誰が使うのか、といった設計力が大切であり、道具の維持にも気を配らなければならない。疲れ知らず、サボらず、休まず。そんな仕事の道具であり、同僚ともなれるRPA。うまく付き合っていきたいあなたに。
こんな本
転職デビルがおしえる、転職活動のすすめ。
現状は不満、転職は不安。そんなふうに日々を悶々とされている会社員はきっと多いはず。友人に薦められて読み始めた本書。興味ありながらも、心の何処かで今の自分のなにかを否定されてしまいそうで、遠ざけていたような気がします(たぶんそう感じるのはわたしだけではないと思います)。自分のもつ弱みを武器に、そして転職活動を武器にされた著者、安斎響市さん「転職デビル」による転職活動のすすめ。転職を取り巻く情報を整理し、転職活動に対する知識と勇気を与えてくれます。前向きになれる読後感と、読みやすいので一気読みして、つい転職活動を始めたくなるような爽快感があります(笑)。