P H24-12 住宅・集合住宅

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一級建築士過去問、計画H24-12のイラストを制作しました。

土浦亀城邸

「白い箱」型の外観をもち、内部は今の吹抜けを中心とし複数の床レベルによって構成されたモダニズムの木造住宅。

建築家・土浦亀城が1935年に東京・品川区上大崎に自邸として建てた、昭和初期を代表するモダニズム建築の都市型小住宅。

増沢洵邸

増沢洵邸(ますざわまことてい)は、建築家・増沢洵が1952年に東京・渋谷区大山町に設計・建設した自邸で、「最小限住居」とも呼ばれ、戦後の極限的小住宅の先駆けとなった住宅。

戦後の住宅難と資材不足の時代に、最小限の面積で最大限の生活の質を実現した革新的な住宅であり、吹き抜けや全面開口による開放感、定尺材の活用、合理的な空間構成など、現代の狭小住宅デザインにも大きな影響を与えた。

立体最小限住宅

立体最小限住宅(りったいさいしょうげんじゅうたく)」は、建築家・池辺陽(いけべ・きよし)によって1950年に発表された、戦後の住宅難に対応した革新的な小規模住宅シリーズ。

限られた15坪ほどの空間に大きな吹抜けを設け、狭さを感じさせない立体的な開放感を実現。機能ごとに空間を分化し、家族の生活リズムやプライバシーに配慮した配置が特徴で、構法はシンプルな在来軸組とし、部材や仕上げを標準化・単純化して工業化住宅の先駆けとなった。

スカイハウス

スカイハウスは菊竹清訓が1958年に設計した自邸。4本の鉄筋コンクリート壁柱により一辺約10mの正方形の主室が空中に浮かぶような構造。

屋根はHPシェル(双曲放物面シェル)を採用し、開放的なワンルーム空間とし、キッチンや浴室などの生活設備は「ムーブネット」と呼ばれる交換可能なユニットとして配置され、家族構成や生活スタイルの変化に柔軟に対応できる設計が特徴。

原広司自邸

原広司自邸(1974年)は、東京郊外の傾斜地に建てられた、黒い下見板張りの外観と自然に溶け込む住宅。

玄関からバルコニーまで緩やかに下降する中央の吹抜け空間があり、大きなトップライトから自然光が注ぎ込むことで、内部に擬似的な外部空間を創出。

吹抜けの両側には内向きに居室が配置され、各居室にもトップライトが設けられ、外光が多層的に入る独特の空間構成が特徴であり、都市的な要素を住宅内に凝縮する「住居の中に都市を埋蔵する」というコンセプトをもつ。

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