P H30-06 公共施設の床の材料、仕上げ

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一級建築士過去問、計画H30-06のイラストを制作しました。

床の滑りの指標 滑り抵抗係数C.S.R

床の滑りの指標のうち、JISにおける高分子系張り床材試験方法に定める滑り性試験により測定されるすべり抵抗係数(C.S.R)は、埃や水などの介在物によって変化する

すべり抵抗係数(C.S.R)とは?

すべり抵抗係数(C.S.R)

床材の滑りにくさを表す数値で、Coefficient of Slip Resistanceの略。床や路面などの表面が、物体や人の靴底と接触したときにどれだけ滑りにくいかを示す指標。一般的には、摩擦係数と同様に数値が高いほど滑りにくく低いほど滑りやすい。この指標は、東京工業大学で開発された床の滑り抵抗を測定する方法であり、人が歩いた時の感覚を数値化できると考えられている。

階段の計画

階段の計画では、階段の滑りには踏面だけでなく、滑りにくい段鼻材を採用することが望ましい。

BANKO氏
BANKO氏

階段の踏み面(踏み板)の一番先端の部分を段鼻といいます。犬の鼻で階段を表現。段鼻が滑りにくいので、猫も安全に遊んでいる、というイメージで覚えていました。

床材の材料 又は 仕上げ

同一の床においてすべり抵抗係数を変化させると高齢者のつまづきの危険が増すため、同一の床ですべり抵抗係数に大きな差がある材料を複合使用は避ける。

BANKO氏
BANKO氏

滑り抵抗が違うとつまづきやすい、を伝えるために、床の色の濃淡で滑り抵抗係数の違いを表現し、スケートで滑るイメージで制作。

視覚障がい者誘導用ブロック

建築物の出入り口に設ける視覚障害者誘導用ブロック等は、金属製のものを使用する場合、スリップしやすいため、ノンスリップ加工があるものを採用するなどの配慮をすることが望ましい。

視覚障害者誘導用ブロック

通称:点字ブロックは、視覚障害者が安全に移動するために地面や床面に設置された案内表示。1967年に日本で考案され、現在では世界中で普及しています。

本の紹介

フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル「ライト館」の建築に懸けた人々の情熱を描いた歴史小説。建設の構想から、完成までの道のり、そして関東大震災…、壮絶な舞台裏が緻密に描かれています。ライトの人間味とその飽くなきこだわりに翻弄されながらも信念を貫く日本人たちの奮闘が、本書の大きな魅力です。建設のプロセスにおける、異文化の衝突や職人たちの努力が鮮やかに浮かび上がります。単なる建築物語ではなく、夢に挑む人々のドラマとしても楽しめる一冊。建築や歴史に興味がある人はもちろん、困難に立ち向かう姿に心を動かされたい人にもおすすめ。

BANKO氏
BANKO氏

”建築物語”のタイトルでジャケ買い。ライト氏の個性と名建築の背景にある数々のドラマ。一気に読了しました。

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