P H22-03 「建築様式又は芸術様式」と「建築作品(建築家)」

一級建築士過去問、計画H22-03のイラストを制作しました。

どんな問題?

「建築様式又は芸術様式」と「建築作品(建築家)」の組合せを問う問題です。また各作品の建築家も建築史において重要な登場人物なので、一緒に学びましょう。

「ルネッサンス建築」と「フィオレツェ大聖堂の大ドーム」

世界最大級の石積ドームをもつ初期ルネッサンス様式の大ドーム

イタリア中部の都市フィレンツェの街並みのシンボルである世界最大級の石積ドーム。ブルネレスキによるこの大ドームは、ルネッサンス建築のはじまりとされています。

ドームがのる聖堂は、ゴシック建築のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂で、この上にドームを増築するというコンペをブルネレスキが勝ちとり、その案をもとに、1420年~1461年にかけて建造されました。高さ55m~120m、内径43m八角形の二重殻で構成されています。

大聖堂は「ゴシック建築」、大ドームは「ルネッサンス建築」。間違えないように注意しましょう。

BANKO氏
BANKO氏

大聖堂の背景にあるモザイクは、フィレンツェの街並みを色どる建物の屋根と外壁をイメージして作成しました。フィレンツェの街並みはユネスコの世界遺産に登録されています。

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「ルネッサンス建築」と「バシリカ・パラディアーナ」

『建築四書』のアンドレア・パラディオ作、ルネッサンス建築のバシリカ・パラディアーナ

中世の裁判所兼市庁舎を改修し、古典的なファサードを付加されたバシリカ・パッラディアーナ。1階は開放的なアーケードとなっており、アーチ間にドリス式オーダーが配置されています。イタリアのヴィチェンツァは、パラディオの建築作品が数多く遺るパラディオの街として有名です。

『建築四書』(1570)で著名なルネサンス期の建築家アンドレア・パラディオは、ヨーロッパ建築界で広範囲で長きにわたって影響力をもった建築家です。最初の専業建築家、平面図を基本にして空間を設計した最初の建築家と考えられています。

BANKO氏
BANKO氏

バシリカ・パラディアーナをできるだけシンプルになるように、装飾部分のイラストは省いて、アイコニックに仕上げました。パラディオさんは、図面を書いて、設計をする、大先輩建築士ですね。

「アール・ヌーヴォー」と「タッセル邸」

アール・ヌーヴォー初期代表作、タッセル邸

有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラスで造形した「アールヌーヴォー」の代表作。有機的な造形の階段が特徴的です。アールデコは、クライスラービルに代表されるように、直線や流線形を用い幾何学模様。「アールヌーヴォー」と「アールデコ」の違いに注意してください。

BANKO氏
BANKO氏

アールヌーヴォーの特徴的である植物のような有機的な曲線を、思い切ってPPTアイコンのクローバーやハートを使って、抽象的に表現することでシンプルな仕上がりになりました。階段も線だけで表現しシンプルに。間違いやすいアールヌーヴォーと、アールデコの比較も試験対策として挿れています。

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「国際様式」と「レイクショアドライブ・アパートメント」

鉄とガラスのカーテンウォールで覆われた超高層ビルのプロトタイプ

シカゴのミシガン湖沿いに建つレイク・ショア・ドライブ・アパートメントは、世界中に建っている現在の高層ビルの原型ともいえるガラスのカーテンウォールを用いたビルです。ビル竣工した1951当時ガラスのカーテンウォールは画期的で、機能主義、合理主義に徹し、鉄とガラスによるモダニズム建築を開拓したミースの代表作。

グロピウスやコルビジェら主導した国際様式は、未来の建築は科学と技術に基づき建てられるため、必然的に世界共通の形態となると主張された様式です。「ヴォリュームとしての建築」「規則性」「装飾付加の忌避」を特徴としています。

BANKO氏
BANKO氏

鉄とガラスのカーテンウォールの2つの特徴が伝わるように、鉄をイメージした黒線とガラスをイメージした青面の2つだけで表現しました。国際様式の建築作品は、シンプルな外観のものが多く、イラスト化しやすいの助かります^^;。

まとめ

ルネッサンス建築ルネッサンス建築アール・ヌーヴォー  国際様式  

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