一級建築士過去問、計画H25-05のイラストを制作しました。
地表付近の風速増加率
高層建築物を建築する場合、地表付近の風速増加率は、
周囲に建築物がない場合に比べて、
周囲に低層建築物がある場合のほうが大きくなる。
風速増加率・・・風速が元の値の何倍に増加したかを示す比率。
周囲に建築物がない場合→地表の風速は高い。(仮に6m/s)
周囲に低層建築物がある場合→地表の風速は低い。(仮に3m/s)
高層建築物を建築する場合→ビル風により地表の風速が増加。(仮に10m/s)
風速増加率は、地表の風速が低かった、低層建築物がある場合のほうが大きくなる。
(12/6 < 12/3 = 2 < 4)
開放感や閉塞感を表す指標D/H
D:建築物に囲まれた広場や街路などの幅員
H:建築物のファサードの高さ
D/H:開放感や閉塞感を表す指標。
D/H ≦ 1 →完全に囲まれていると感じる。
D/H = 2程度 →完全に囲まれていると感じる。
D/H ≧ 4 →囲まれた感覚が消失
多雪区域内の市街地の建築物
多雪地域の市街地の建築物における積雪対策。
・建築物の周囲に空地がある場合 → 構造上有利な落雪屋根。
・建築物の周囲に十分なスペースがない場合 → 落ちた雪の搬出不要、落雪に対し安全な無落雪屋根。
落雪の搬出の不便さと落雪による危険とを避けるため、無落雪屋根を採用する場合がある。
スポーツ施設の配置計画
屋外のサッカー競技場は競技フィールドの長軸を南北にとることが望ましい。