P H29-12 住宅の作品名(設計者)

一級建築士過去問、計画H25-14のイラストを制作しました。

ファンズワース邸

8本のH形鋼に支えられた明快で簡潔な構成の週末住宅、ファンズワース邸

 近代建築の三大巨匠に数えられ、レイク・ショア・ドアライブ・アパートメントなど数々の建築を遺したるミース・ファン・デル・ローエ。広大な敷地に建つ週末住宅であるファンズワース邸は、8本のH形鋼の柱に溶接された梁を介して屋根スラブおよび床スラブを取り付けた構造をもち、外周のガラスによって屋外と仕切られています。川沿いにあるファンズワース邸は浸水対策のため床は1.5mほど持ち上げられています。

平面は水回りが中央に集まったセンターコアタイプで、その周囲を回遊できるようにワンルーム的な空間となっています。家具などによってのフレキシブルに生活の領域が作ることができるような機能を限定しないような空間は、ユニバーサル・スペースと呼ばれ、その発想は広く影響を与えています。

BANKO氏
BANKO氏

シンプルな構造のファンズワース邸。イラストでもシンプルに表現しています。

シュレーダー邸

「デ・ステイル」の代表的作品、シュレーダー邸

家具職人でもあったリートフェルトによって設計された、シュレーダー邸は建具や家具による空間づくりに特徴があり、二階は稼働の間仕切りで区分けされ、ひとつの広い空間として使用する事も可能になっています。

「デ・ステイル」は、自然にある曲線などは使用せず、抽象的形態の構成によって建築を計画しようとした造形運動です。シュレーダー邸は、デ・ステイルの代表的作品です。

東の塔

前川自邸

狭小の敷地に機能を積み上げた、塔の家

塔の家は、都市部の約20㎡の狭い敷地に、住空間を機能別に積層し、構成した住宅です。都心の極小の整形な敷地21㎡(約6坪)に建築面積12㎡(約3.6坪)に建つ地下一階、地上4階建てのRC造。建屋全体が吹抜けなどにより垂直のワンルーム的な空間を作り出しています。

五寸勾配の大きな切妻屋根のおうち、前川自邸

五寸勾配の大きな切妻屋根が特徴的な前川國男の設計による前川自邸。両端の屋根の低くなった部分に寝室をとり、中央の吹き抜け空間には中2階に設けられたギャラリーの下の食事スペースと居間とに分けられ、南面は全面ガラス面となっています。東京都品川区上大崎に建築されましたが、現在は、江戸東京たてもの園に移築されています。

原広司自邸

緑豊かな斜面の敷地に建つ原広司自邸。玄関から吹き抜けを通過してバルコニーまで降りてゆく廊下の両側に居室を配置し、トップライトから自然光を取り入れています。住居の中に「都市を埋蔵する」構成を意図した住宅とされています。

BANKO氏
BANKO氏

原広司さんは京都駅や、スカイビルも設計されています。

まとめ

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