P H28-02 建築物の保存、再生、活用

一級建築士過去問、計画H28-02のイラストを制作しました。

東京駅丸の内駅舎

特例容積率適用地区制度で蘇った辰野金吾設計の東京丸の内駅舎

東京駅丸の内駅舎は、1914年に創建された辰野金吾が設計した駅舎であり、赤レンガを基調に、水平垂直に白石の帯が走る辰野式とも呼ばれるファサードが特徴的です。1945年に戦災で、南北のドームと屋根内装を焼失。戦後に3階建てを2階建に縮小して修復され使用されてきました。2000年に特例容積率適用地区制度の適用を受け、2012年に創建当時と同じドームを持つ3階建ての建築物に復元されました。また耐震性向上のため免震レトロフィットも採用されいます。

特例容積率適用地区制度のは対象地区内の歴史的建造物や文化的環境に寄与する建築物を有する敷地に対し、未利用部分の容積をほかの地区内にある別の敷地の建築物に移転して有効活用を図る制度です。

目黒区総合庁舎

村野藤吾設計の事務所ビルから生まれ変わった目黒区総合庁舎

1966年に竣工した、村野藤吾の設計による外壁の白色アルミ鋳物製ルーバーが印象的な民間の生命保険会社の事務所ビルを転用した目黒区総合庁舎。所有企業が経営破綻後に、目黒区が敷地と建物を取得し耐震補強、設備改修等を行ない2003年にく庁舎へ生まれ変わりました。ビルの内部には、茶室や和室なども設けられています。

BANKO氏
BANKO氏

ドラマ「名建築で昼食を」で池田エライザさん、田口トモロヲさんらが内部まで詳細に紹介されていて勉強になります。階段のシーンがとても好きです。建築好きにおすすめドラマです。

神奈川県立近代美術館鎌倉館

鎌倉文華鶴岡ミュージアムとして保存活用されている神奈川県立近代美術館鎌倉館

ル・コルビジェに師事した坂倉準三の設計により1951年に竣工した神奈川県立近代美術館鎌倉館。鉄骨造地上二階建ての美術館で、 中庭を囲んだロの字型の平面をもち、一階は開放的なピロティーを設けられている。2016年3月に閉館、改修工事を終え2019年より鎌倉文華館鶴岡ミュージアムとして保存活用されています。

BANKO氏
BANKO氏

池に映る姿が素敵な美術館。パワーポイントで表現するために、反転コピーしたイラストに半透明のオートシェイプを重ねています。コルビジェに師事した坂倉準三。鎌倉館もサヴォア邸のような雰囲気を醸しています。

国立西洋美術館

免震レトロフィット工法を採用し、保存改修された世界遺産。国立西洋美術館本館

ル・コルビジェの「無限成長美術館」、「近代建築の5つの要点」の思想をに表現している点などが評価され、2016年7月に世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」のひとつとして登録された国立西洋美術館。1998年に免震装置を設置する免震レトロフィット工法により、竣工時の状態が保存された状態で耐震性能を向上させています。

近代建築の5つの要点

1.ピロティ

2.屋上庭園

3.自由な間取り(平面)

4.横長の窓(水平に連続する窓)

5.自由な立面(ファサード)

BANKO氏
BANKO氏

国立西洋美術館のホームページにある世界遺産パンフレットは、国立西洋美術館の紹介だけでなく、コルビジェの世界遺産の紹介など情報盛りだくさんでおすすめです。

旧門司税関

門司港レトロ事業のアイコン的存在。旧門司税関

かつて国際貿易港として栄えた門司港にある明治・大正時代の歴史的建造物群を修復、復元し様々な景観を生かした街並みのづくりを行った門司港レトロ事業。そのアイコン的存在の旧門司税関。明治45年1912年にレンガ造りの瓦葺きの2階建ての建築物です。1992年から94年に保存改修工事が行われ、かつての税関は、いまでは休憩室、喫茶店、展示室や展望室になっています。

門司港レトロ地区には、旧門司税関だけでなく門司港駅などの重要文化財に加えて、新たに門司港ホテルやブルーウィング門司、メトロ広場や緑地なども整備されています。

BANKO氏
BANKO氏

旧門司税関の後ろに見えるのは、黒川紀章設計の門司港レトロハイマート。新旧の門司港のアイコン的存在が重なる構図を選びました!門司港訪問の際は名物焼きカレーもおすすめです。

まとめ

東京駅丸の内駅舎 特例容積率適用地区制度を利用し保存・復元

目黒区総合庁舎 民間企業の本社屋からの再生

神奈川県立近代美術館鎌倉館 鎌倉文華館鶴岡ミュージアムとして保存活用

国立西洋美術館本館 免震レトロフィット工法で保存・改修

旧門司税関 門司港レトロ事業の一環として再生・活用

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