P H23-16 建築物とその特徴『日本の学び場』

一級建築士過去問、計画H23-16のイラストを制作しました。

どんな問題?

この問題は、建築物の作品事例とその特徴に関する問題です。幼稚園、児童センター、図書館、市民館、メディアセンターなど国内の学び場の建築作品が多く出題されています。過去に出題されていない作品もありますが、どれも特徴的な建築物なので、イラストで覚えると記憶に残りやすいと思います。

キーワード

ふじようちえん

愛知県児童総合センター

国立国会図書館関西館

茅野市民館

せんだいメディアテーク

ふじようちえん

fujikids.jp

ふじようちえんは、東京都立川市にあります。こどもが自由に走り回れる屋上の円環状のウッドデッキが特徴的なふじようちえん。内部も引き戸を多用し屋外とつながる広々空間。国営昭和記念公園など周辺環境にも恵まれています。

試験問題で問われた内容

建築士試験問題では、このウッドデッキや広々とした屋内空間などの施設の特徴が記述されています。

体験ファーストのドーナツ幼稚園

上からの眺めは、まるでドーナツのよう。屋上のウッドデッキは子どものための運動場のように広がっています。このウッドデッキが一番の特徴であるのは、間違いないですが、それ以外にもツリーハウスやスマイルファームなど子どもが体験を通して学べる空間をたくさん備えています。

愛知県児童総合センター

acc-aichi.org

名古屋から東へ約30km、愛・地球博記念公園の一角に愛知県児童総合センターはあります。チャレンジタワーと呼ばれる吹抜け空間を中心に、様々な諸室を配置された児童施設で、子どもが五感を使って遊び学べるよう計画された児童施設。

試験問題で問われた内容

建築士試験問題では、チャレンジタワーを中心とした施設の特徴、この施設がもつ創作活動諸室、体験諸室などの施設について記述されています。

”子どもとおとなドキドキ発見!あそびの基地”

右側のイラストに描いた、子どものわくわく心をくすぐるチャレンジタワー。この施設の中心でありシンボルです。一番上には展望フロアがあり、360度のパノラマが広がります。

国立国会図書館関西館

ndl.go.jp/jp/kansai/index.html

京都から南へ、奈良との県境近く精華町にある国立国会図書館の関西館。関西館の目的は、「収蔵書庫の確保」と「情報化社会に対応したサービスの提供」とのことです。大きな書庫スペースを地下に配置することで、建物の地上部分のボリュームを抑えて景観上の調和に配慮した図書館。

試験問題で問われた内容

建築士試験問題では、地下に収められた書庫と、地上部分の高さを抑えた特徴が記述されています。外観だけでなく、断面的に特徴をもつ建築作品であることを意識してください。

地下で本を守る秘密基地図書館

図書館にとって、その建築面積の大部分を書庫が占めます。この図書館の最大の特徴は、上の立面のイラストをみるとわかるように、まるでサンダーバードの基地のよう地下に埋められた書庫にあります。事務室やアトリウムは地下から地上へ立体的な配置となっています。本という文化を地下で守る秘密基地図書館です。

茅野氏民館

chinoshiminkan.jp

長野県茅野市は湖や高原、山々など多くの観光資源をもつ観光都市です。この市民館は、公開プロポーサルコンペにより、選ばれた設計者と、市民が議論し、市民主導の計画により建設されたいます。美術館を併設し、劇場・音楽ホール・市民ギャラリー・図書館などをもつ複合施設。 プロポーサルは、企画・提案を意味しています。

市民主導によって生まれた市民活躍の場

茅野市民館は「市民一人ひとりが主人公となれる場」を基本理念に、芸術に触れ、学び、人と人が交流できる。そんな市民の願いが込められた市民館です。

試験問題で問われた内容

建築士試験問題では、13本のチューブが特徴的なせんだいメディアテークの誤選択枝として出題されました。茅野市民館とせんだいメディアテークは外観は全く異なる建築物です。ただし、建築作品の外観や内観についてだけではなく、公開プロポーサルや市民主導といったこの市民館が計画された過程に特徴あることも忘れないでください。

BANKO氏
BANKO氏

長野県茅野市は風光明媚で観光地が沢山あります。特に、お気に入りはこの市民館から車で約30分のところにある御射鹿池です。東山魁夷氏の美術作品「緑響く」のモチーフとなった湖です。茅野観光ナビ (chinotabi.jp)サイトもとても素敵です。

せんだいメディアテーク

smt.jp

ケヤキ並木が美しい宮城県仙台市の定禅寺通りに平成を代表する日本の建築作品があります。フロアを貫く13本のチューブが特徴的な複合施設、せんだいメディアテークです。市民ギャラリーや図書館、映像センターなど様々な機能をもたせたこの複合施設は、 設計者、建築作品ともに世界的に有名となっています。設計者は伊東豊雄氏。

13本の柱が届ける光の空間

せんだいメディアテークの特徴といえば、13本のチューブ状の柱。この柱は鉄骨独立シャフトでガラスで覆われており、上から下へ降る天使の梯子のように、透明感のある外観とともにこの建築物の魅力を引き立てています。

試験問題で問われた内容

建築士試験問題では、13本のチューブが特徴的なせんだいメディアテークの誤選択枝として出題されました。茅野市民館とせんだいメディアテークは外観は全く異なる建築物です。ただし、建築作品の外観や内観についてだけではなく、公開プロポーサルや市民主導といったこの市民館が計画された過程に、特徴あることを忘れないでください。

まとめ

公共建築といっても幼稚園、児童センター、市民館など様々です。建築試験問題に出題される建築作品は範囲がひろいため予想することが難しく、また現在進行形で新しい建築が生まれるので毎年出題範囲が広がることになります。その建築事例対策として、大事なことは、過去出題された事例を取りこと、だと思います。

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