H29-02 建築物の保存・再生。生まれ変わる建築

一級建築士過去問、計画H29-02のイラストを制作しました。

どんな問題?

この問題は、建築物の保存・再生がテーマで、生まれ変わる建築作品とその特徴が問われた問題になっています。SDGsなど近年は持続可能な社会に向けた取り組みも多くなり、このような問題は今後も出題されやすいと思いますので、イラストで学んでいきましょう。

犬島精錬所美術館

銅製錬所から「遺産・建築・アート・環境」が交差する美術館へ

新岡山港から小豆島へ向かう航路上に犬島精錬所美術館はあります。かつては、銅製錬所と建設された犬島精錬所は1909年からわずか10年で創業を終えました。現在は、自然エネルギーを利用した美術館として再生され、瀬戸内国際芸術祭を彩る会場のひとつとなっています。

海とアート、そして建築をめぐる。瀬戸内国際芸術祭

会場のひとつに犬島も含まれる、瀬戸内国際芸術祭は「海の復権」をテーマに掲げる芸術祭です。犬島以外にも直島、豊島、小豆島など瀬戸内海の島々が舞台となっています。

BANKO氏
BANKO氏

イラストは精錬所の面影が残る煙突や、欠けたレンガ壁が伝わるように制作しました。建築作品に動物が入っている場合、イラストにも動物が隠れていたりします。動物をさがしながら建築作品を覚えていきましょう。

3331 Arts Chiyoda

中学校から「アートの拠点」と「地域の憩いの場」が共存するアートセンターへ

東京都千代田区にある旧千代田区立練成中学校を改修した3331 Arts Chiyoda廃校になった中学校を、アートギャラリーをもつ文化施設へ再生した建築事例として出題されました。南側に隣接する公園との間に、ウッドデッキスペースがコミュニティスペースとして設けられ、公園と一体的に利用できるように計画されています。2~3階にはシェアオフィスやアートスクール、地下階にはアーティストスタジオなどが設けられています。

BANKO氏
BANKO氏

特徴的なウッドデッキスペースを中心とした構図にしています。賑やかな雰囲気と連想するように人々のアイコンを配置しています。

カステルヴェッキオ美術館

ゴシック様式の古いお城が生まれ変わった市立美術館

14世紀に築城されたゴッシック様式の城塞を市立美術館に転用したカステルヴェッキオ美術館。カステルは「城」、ヴェッキオは「古い」。直訳すると「古城」の美術館。1926年に市立美術館に転用され、1964年にはC.スカルパの計画による改修が行われた。既存の古城のアーチ形状や石積みなどの古典的なデザインに、スティールサッシなどの素材を用いた現代的なデザイン要素を付加した建築作品として再生しています。

BANKO氏
BANKO氏

特徴的なレンガの橋や城壁の外壁などの古城の雰囲気が伝わるよう、美術館の前を流れるアディジェ川から望む構図を選びました。

リンゴット工場再開発計画

巨大な自動車工場を複合施設へ再開発

かつては車メーカであるフィアットの自動車工場として60年稼働し、再開発により、展示場、コンサートホール、ホテル、映画館、ショッピングモール、事務所、会議場など様々な用途をもつ複合施設へ転用。現代美術館は含まれていません。

BANKO氏
BANKO氏

巨大な自動車工場の名残である、屋上の自動車テストコースを中心にイラスト化にしています。駐車場に停めてあるたくさんの車も自動車工場を連想するために追加しました。

まとめ

犬島製錬所美術館 「製錬所」→「美術館」

3331 Arts Chiyoda 「中学校」→「文化施設」

カステルヴェッキオ美術館 「古城」→「美術館」

リンゴット工場再開発 「工場」→「複合施設」

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