一級建築士過去問、計画H30-05のイラストを制作しました。
どんな問題?
この問題は、事務所のコアプランについて問題で、それぞれのコアプランの計画上の特徴(メリット・デメリット)について問われています。頻出の問題ですが、それぞれのコアプランのメリット・デメリットを試験中に即座に思い出すのは、難しかったります。この問題のコツはグラフ化してビジュアル的にそれぞれの特徴を把握することです。イラストでは、その点に注目して制作しました。
キーワード
コアプラン
センターコア(中央コア)
両端コア(ダブルコア)
片コア(偏心コア)
外コア(分離コア)
センターア(中央コア)
センターコアは建物平面の中心部にコアが対称性からもイメージできる通り、高層、高面積に適したプランです。一方で、中心にコアがあるため、2方向避難の計画が難しいというデメリットがあります。
・面積効率が高い。
・偏心が小さく、構造上有利。
・2方向計画が難しい。
両端コア(ダブルコア)
両端コア(ダブルコア)
・面積効率が低い
・偏心が小さく構造上有利
・2方向避難の計画が容易
片コア(偏心コア)
・面積効率が高い
・偏心が大きく構造上不利
・2方向避難の計画が難しい
・高層建築物には適さない
外コア(分離コア)
・整形な執務空間
・2方向避難の計画が難しい
・エキスパンションジョイント等検討必要
まとめ
事務所のコアプランは、一級建築士の試験問題として頻出です。特に難しい問題ではないので、整理して覚えて得点源にしましょう。