P H23-02 ヨーロッパの歴史的建造物とその様式

一級建築士過去問、計画H23-02のイラストを制作しました。

ヴォルムス大聖堂

ドイツのロマネスク建築を代表するヴォルムス大聖堂

ライン川沿いにあるドイツ連邦共和国の都市、ヴォルムス。その中心にあるヴォルムス大聖堂は、シュパイヤー大聖堂、マインツ大聖堂と並びドイツロマネスク建築を代表する作品です。

東西両端にアプスを対置させた二重内陣と、身廊の両側に側廊を設けた三廊式で構成されたバシリカ形式の教会堂です。東西の内陣と交差部とに6つの塔をもつのが特徴です。

BANKO氏
BANKO氏

堂々とした外観と6つの塔が並ぶヴォルムス大聖堂の特徴を伝えるような構図を選んで制作しました。淡い朱色の濃淡で外観の立体感をつくっています。

ピサ大聖堂

斜塔で有名なロマネスク建築のピサ大聖堂

物理学者ガリレオ・ガリレイの出身地でもあるイタリアの都市ピサ。ここにある大聖堂はイタリアを代表するロマネスク建築の遺構。大聖堂の周囲には礼拝堂、斜塔、カンポサント(共同墓地)など魅力的な建築群が並ぶ。

大小3棟のバシリカを結合したラテン十字形の平面をもち、会堂部は身廊の両側に二列ずつの側廊を設ける「5廊式」会堂部と直行する袖廊部は「三廊式」式となっています。

有名な斜塔は、工事中に地盤地下が始まり、それでも工事が続行され、1350年頃に完成。その後も地盤沈下は進み1990年に地盤の改良工事を行い傾斜の進行と防止しました。1階の外壁と、7階の軒先は4m以上も離れており、とても不思議な建築となっています。

BANKO氏
BANKO氏

有名なピサの斜塔。大聖堂と斜塔どちらも細やかなアーチや柱のイラストに苦労しました。実際の斜塔は地盤沈下が進む中、傾斜を修正しながら建てられたので、真っ直ぐではなく湾曲しています。

アミアン大聖堂

フランスの最大規模の盛期ゴシック建築、アミアン大聖堂

フランスの盛期ゴシック建築であるアミアン大聖堂は、身廊部、袖廊部ともに三廊式で、内陣に周歩廊と放射状に7つの祭室が配置されています。ゴシック建築のなかで最大級の大きさを誇り、高さは42.3mもあります。

サン・マルコ大聖堂

イタリアのベネチアに建つビザンチン建築のサン・マルコ大聖堂

サン・マルコ大聖堂はヴェネチアのサン・マルコ広場に面するビザンチン建築です。ギリシア十字形の集中式プランに軸対称の平面を持ち、中央の交差部及び十字架のイオン枝の上にドームが載せられています。

まとめ

ヴォルムス大聖堂 ロマネスク建築

ピサ大聖堂 ロマネスク建築

アミアン大聖堂 ゴシック建築

サン・マルコ大聖堂 ビザンチン建築

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA